「ハコヅメ」ドラマ化。ドラマについてと第1話の感想。放送回の原作関連話。

最近の警察官漫画と言えばの「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」、面白いし話も興味深いしでドラマ化しそうと思っていたら、2021年さらっとドラマ化が決まり放送も間近に。日本テレビ系にて。

別章と最近のハコヅメについては分割。結局見たので7月7日(水)放送の第1話感想追加(07/08)。

ドラマのキャスト(配役)について

実写化にあたって、メインは戸田恵梨香(役名:藤聖子)、永野芽郁(役名:川合麻依)、三浦翔平(役名:源誠二)、山田裕貴(役名:山田武志

男心検定8級の美女役に戸田恵梨香さん、強心臓の後輩役に永野芽郁。モジャツンコンビは、山田役に山田裕貴さんで受け良く、三浦翔平さんは話中で名前が出たことがあるので、勝手に共感。

上官役に千原せいじムロツヨシの個性的な面々。

ツイッターのコメントを見る限り、配役は評判が良さそう。

ただ私含め一定数存在する実写化苦手もしくは、好きだからこそ複雑勢も。原作が漫画だと話を考えなくても良いとはいえ、アニメにしろ台詞のタイミングなり、どのシーンを使うかが大事になってくる。アニメ化して微妙だなと思ったら、省いて欲しくない所が省かれて、要らんと思うシーンが丁寧だったりで、世間的評価も低くなっていた。原作と同じぐらいに面白いのもあれば、原作が良くてもドラマ化したら微妙な作品も多々。寧ろこっちのが多い。序盤中盤が良くても、結末を変えたり、くっ付く相手が役者都合かで変えられたり。原作改変は場合によっては上手く功を奏する場合もあるから何とも言えず。

実写化が苦手な私でも惹かれる配役。少し苦手な方がいるので、その方を苦手でなくなる時まで見ないか迷うところ。

・ドラマの放送がどこまでか

配役で分かっている人が少ないので、どこまでするのか分からない。今の人気が続くなら、いずれアニメ化もしそう(→アニメ化決定2022年放送予定)。

初めらへんは1話完結型が多く、話的に続いていても話としては収まっているような。続いた話の「同期の桜」は84話と85話の間で特別編があった。これでタイトル「ハコヅメ」が回収されて、104話で解決。118話から始まった「奥岡島事件の恩賞」は全10話。ドラマの1話で漫画の何話分に当るかが分からない。ページ数としては3・4話はできると思うけど、省くのか丁寧にいくのか、内容を補完するのか。桜編までしそうと言う声も。

受けを狙い過ぎたしらけるような笑いは止めて欲しい。あとどんな雰囲気かも大事。何が嫌かって、原作知らない人が元のまで面白くなさそうと判断されること。

漫画の方で、分かる人には分かるネタ。NHK朝ドラ「半分青い」、TBS「SPEC」。TRICKにしろSPECは、嵌る人はとことん嵌るドラマ。

ドラマ第一回の感想

世帯平均世帯視聴率が11・3%(戸田恵梨香&永野芽郁「ハコヅメ」初回11・3% 麻依と聖子がペアに - ドラマ : 日刊スポーツより)

前提として、漫画実写化微妙派としての感想。出来るだけ批判でなく、ドラマの感想と漫画との差異について。

見た目は、メイン二人は可愛い綺麗。変なお河童頭でも可愛い。

源誠二は、あのモジャ頭では三浦翔平のイケメンが隠せていない。イケメン如月がいないからドラマ的に仕方ないのか、漫画ではモジャが本体とまで言われるけど、モジャ程度で三浦翔平のイケメンを崩すこととが出来なかっただけなのか、三浦翔平は格好良い。

山田裕貴はイケメンだけど三枚目も上手(前、変態ストーカー教師役もしてたし色々演じる。ドラケン格好良い)。

牧高美和役の西野七瀬さんがすると可愛い感じに。キャラ設定が若干変わって、司馬遼太郎信者だったのが、新撰組オタク(主に斎藤一)に変更されている。

ムロツヨシムロツヨシのまま(役柄も不穏なのが無い感じ。出番多めに)、千原せいじ千原せいじのまま(髭は生えないタイプ)。

カナ役がいないのが残念。ハズレ警察官代表とか突っ込みとかが無いのが残念。

違うキャラがしていたり(体がかたいのは西野七瀬さんが演じる牧高だった)。藤聖子にブツブツぼやく(小さくて聞き取れなかったけど「くそ」とか→最近のキャラでないからピンとこなかったけど、読み直したらブツブツ言ってた)、川合麻依の友人が多分カップルでも出てきたから、あの事件の二人か? と思わせたり。関係性が結構変わる。呼び方がなぜか「藤部長」でなく「藤さん」。

ネットで感想を見ると、役者ファンはその役者についてへの感想で可愛い格好いいと褒め称える印象。

原作を知らない人は「面白かった」「楽しかった」「笑えた」「キャスティングが良い・豪華キャスト」「期待以上」「続きが見たい」と受けは良さそう。

以前のドラマでの繋がりで、役者の組み合わせや役柄で楽しむ人も(三浦翔平と戸田恵梨香の警察官役や、「大恋愛」でのムロツヨシ戸田恵梨香とか)。ドラマから興味を持って単行本を買った人も。

警察官ということで、「コミカルを抑えて」「やり過ぎ」という声もあり、漫画読んでいる側からすると抑えてるけどもっとかと思った。あとパトカーの運転を先輩がしているのに引っ掛かった人がいて、普通なら確かにそうだけど、川合はまだ公用自動車運転免許を取っていないので運転ができない(「その115 公用免許がほしくってコミックDAYS)」で訓練していた)。

ただやっぱり原作を読んでいると、「思ったより原作に近い・原作っぽい」「実写ならではの面白さ・程よくまとまっている」と好意的なものもあるけど、「あのシーン省かれた・見たかった」「原作が細切れで損なわれる」「原作はもっと面白い」「テンポが悪い」とちょっと残念ぎみの感想も。

ドラマはドラマとして楽しめたら良いと分かっていてもつい。警棒の角度とかがなく、下ネタっぽいのは省略するのかな。ハコヅメは下ネタが結構ある。

通常点検のシーンは、漫画では「その50 笑ってはいけないお誕生日会コミックDAYS ドラマと合わせてのキャンペーン、一週間限定で読める。これはドラマ1話目限定の話)」。アプリでだと、三巻分無料公開。

ドラマ放送と原作での関連話、対応表

その放送回に出てくる話が羅列されている(そのうちの幾つかが無料公開)。

ドラマ放送回 出てきた原作での話 放送日
第01話 その1「アンボックス(ハコから逃げろ)」
その2「サンドバッグ」
その4「ポリスジャングル」
その8「ランナーズ・ハイ」
その11「暴走ポリス」
その18「UFO」
その50「笑ってはいけないお誕生日会」
7/7
第02話 その5「エース登場!」
その9「深夜のパトロール
その12「尾行選手権」
その45「セーグのミカタ」
7/14
第03話 その5「エース登場!」
その17「逮捕術」
その19「大麻と似顔絵」
その20「似顔絵狂騒録」
その21「再現人形」
その51「手心と親心」
その59「正義のジンクス」
7/21
第04話 その19「大麻と似顔絵」
その22「捜査一課」
その23「勝負は一瞬」
その24「コマよ走れ」
その35「地獄はなぜ暑い」
その37「睨む大捜査線」
その76「オッサンに包まれたなら」
7/21
特別編01 その1「アンボックス(ハコから逃げろ)」
その2「サンドバック」
その4「ポリス・ジャングル」
その6「遺体は語る」
その8「ランナーズ・ハイ」
その9「深夜のパトロール
その11「暴走ポリス」
その12「尾行選手権」
その18「UFO」
その45「セーグのミカタ」
その50「笑ってはいけないお誕生日会」
8/4
特別編02 その5「エース登場!」
その17「逮捕術」
その19「大麻と似顔絵」
その20「似顔絵狂騒録」
その21「再現人形」
その22「捜査一課」
その23「勝負は一瞬」
その24「コマよ走れ」
その35「地獄はなぜ暑い」
その37「睨む大捜査線」
その51「手心と親心」
その59「正義のジンクス」
その76「オッサンに包まれたなら」
8/11
第05話 その14「合コン狂騒曲」
その32「宅飲みの罠」
その36「制服の作用・副作用」
その46「腹スメント」
その67「ハートの火を消して」
その74「太陽にほえたい!」
その78「ファースト水難訓練」
その92「あきらめの一線」
8/18
第06話 その1「アンボックス」
その27「トラウマ」
その49「現場のプリキュア
その52「似顔絵ソウル」
その62「メンタル地獄ス」
その66「神社 OF THE DEAD」
その84「センチメンタル刑事」
その133「ハングリーバンクシー精神」
8/25
第07話 その25「警察手帳」
その37「睨む大捜査線」
その57「公妨で攻防」
その72「変態に立ち会い」
特別編「同期の桜1」
その94「誰が為に描く」
その95「同期の桜2」
その105「星の数だけ」
9/1
第08話 その42「発砲ふさがり」
その71「女性警察官の矜持」
その85「女子会再び」
その89「いつも畏敬の念を」
その94「誰が為に描く」
その95「同期の桜2」
その96「運命の出会い」
その97「希望の一枚」
その106「ピョンピョン捜査」
9/8
第09話 その47「鑑識の常識」
その98「定時退庁至上主義」
その99「いざ、聴取へ」
その100「おとうさんといっしょ
その101「怪しすぎた男」
その102「山の奥でつかまえて」
その103「同期の桜3」
その104「同期の桜4」
9/15

(メモ用に。実際の掲載順が違ってたけど、数字順に変えてしまった。ドラマ見ている人からしたら変えない方が良かった気もする。多分、放送時の話順だったんじゃないかと)

※「特別編」、撮影休止の影響により特別編成。新撮エピソード含む。

『ハコヅメ』8月4日から「特別編」2週放送 永野芽郁がコロナ感染 | マイナビニュース

ドラマ関連

ドラマ化カウントダウン企画

作者描き下ろし、#ハコヅメ制作現場ルポ漫画。これを見ていると、熱心さにドラマに好感が持てる。

ドラマでのオリキャラ鈴木刑事役の渕野右登(ふちのゆうと)さん。

ドラマのセット。

モジャツンペア。下ネタに真摯。原作を尊重するか、ハコヅメ読者以外の視聴者に配慮するか難しい問題。ハコヅメ読者はだいたい平気。

永野芽郁さんと戸田恵梨香さん。

原作者のドラマ応援イラスト

モーニング公式サイトのドラマ情報
ネットのニュース記事(ORICON NEWS以外はマイナビニュース)

DVD、ブルーレイ、サントラCD

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ハコヅメ既刊(23巻+別章)

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23巻に最終話の後日談を描き下ろしで収録

第66回小学館漫画賞一般向け部門受賞

2021年1月に第66回小学館漫画賞一般向け部門を「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」が受賞。作者の泰三子さんと「宇宙兄弟」(以前受賞)の小山宙哉さんとの対談が掲載。

関連サイト

以前に書いたのと分割した記事。