いちかわ暖「新しい上司はど天然」パワハラを癒しで上書き

前会社でのパワハラ後遺症(精神と胃をやられた)を「ど天然」な新しい上司の癒しで上書き。パワハラ被害者と癒し上司の話。

  • 桃瀬(26才・A型・191㎝):パワハラ被害に遭い転職。前の上司の名は黒野(顔は出てない)。猫が好き(なつかれる)
  • 白崎主任(34才・AB型・181㎝):ど天然な上司。優しい。猫が好き(なつかれない)
  • 金城(24才・B型・176㎝):パワハラ被害者。転職してきて同じ会社に
  • 青山課長(39才・O型・180㎝):金城の教育係

名前がちょっと意味ありそう。桃瀬→桃太郎、金城→金太郎。上司に色の名前が入っている。上司が優しくて良い人で天然。

リアルタイムでのパワハラは読むのがキツイ場合もあって(共感型タイプなのもある)、癒されていくのが良い。桃瀬は多少フラッシュバックしてダメージ受けているけど(条件反射で、悪くもないのに謝ってしまったり)。リアタイなら会社変わるまで救いがないし。企業もののパワハラ上司や会社と戦う話ではない。

電車での感じで背が高いと思ったけど、履歴書に191cmってあった。阿部寛並み。

登場が男ばかりだけど、ボーイズラブではない多分。この方の別漫画もだけど、雰囲気的に取れてしまう人もいた。まだページが少ないので、紹介として書くことがあまりない。パワハラを受けた経験ある人は、共感できると思う。癒しの部分は個人差は多少。

内容について まだ始まって間もないから、公開されたページは少ない(pixiv27ページ)。雑誌の類でなく個人公開の試みで応援と期待を込めて。似た系統で「社畜とアイスくん」も。Twitterが最新。pixiv限定のもある。

2019年1月29日。連載化決定。2月5日(火)連載スタート。

反響あっただけに早い。作者のファンも多いし。雑誌持込でなくTwitter初と言う形から、秋田書店のウエブ漫画「マンガクロス」にて連載が決定。このサイト名は知らなかったけど、「僕の心のヤバイやつ」を読んでいる。pixivコミック(内のマンガクロス)でも6月13日から連載。新しい上司はど天然 - pixivコミック

Twitterやpixivがきっかけで連載が始まるのを見掛ける。こんなツイートを見たから、ダイレクトに自分で公開するのも良いなと思った。少なくとも初めの公開時には自分の判断でできるし。ツイッター、ばずれば大きい。最近、ツイッターから知った漫画家さんも多いし。

新しい上司はど天然 1 (ヤングチャンピオン・コミックス) 新しい上司はど天然 2 (ヤングチャンピオン・コミックス) ドラマCD「新しい上司はど天然」

パワハラのダメージ

暴力・暴言は心の傷になるし、ずっと残る。程度としては小さくても、パワハラした上司には会いたくないし、結構経つけど思い出すと今でもムカつくし。

パワハラは仕事が出来ないと詰り、だんだん気力無くし、自己防衛機能が働くことで人の話を理解出来なくなり、仕事でミスし皮肉にもそれが相手の言い分通りになってしまう。ただ中にはその人自体がパワハラ被害者だったりするから、ダメな連鎖が起こる。体育会系の可愛がり、姑の嫁いびり、お局の新人苛め。自分はされて嫌だけど耐えた、自分ができる立場になったらするなは、理不尽に感じるのは理解できる。連鎖を止める人に何か良い事あると報われるけど。

他の作品

ガンガンONLINEで連載していた(完結済み)のが二作品。

しょぼしょぼマン

2016年前後。完結済み全4巻。落ちこぼれ大豆の「しょぼしょぼマン」ひたすら癒し。癒されて可愛い。微笑ましい。「日常イソフラボンコメディー」ストーリーよりも、愛でるが主な感じ。全然悪くない「わる君」ツンとしているけど素直になるとより可愛い。マイメロよりクロミ好きなら分かる可愛さ。

ガンガンオンラインで連載していた時に読んでた。今は一部だけ公開。一話の感じがずっと続く。登場人物が少し増えていく。単行本はおまけ的な描き下しがある。基本は一緒に暮らすみのる君、わる君と住む豆腐屋さん、友人にヤンキーとお巡りさん。

しょぼしょぼマン(1) (ガンガンコミックスONLINE) しょぼしょぼマン(2) (ガンガンコミックスONLINE) しょぼしょぼマン(3) (ガンガンコミックスONLINE) しょぼしょぼマン(4)(完) (ガンガンコミックスONLINE)

小南正太郎、家から出るをはじめました。

2013~4年、完結済み全3巻。ひとりぼっち・臆病者(チキン)・人見知りからの造語で「ぼっチキン人」。人との関わりの苦手意識が過ぎて、はたからは面白くなってしまう。現状を変えようとと努力するも空回り。そんな姿を微笑ましく見守る。

ただ「しょぼしょぼマン」を先に見て作者買いすると微妙かもしれない。アマゾンレビューに星一つ評価があるけど、癒しでないし、ぼっチキンな小南を笑いにしているので、見方によればひどく感じるのも分からないでもない。頑張って失敗する人を笑うので。私は先にこちらを読んでいたので、逆に「しょぼしょぼマン」で癒し全開だなと思った。何でもとりあえず試読みしてからが良いという話。しょぼしょぼマンも落ちこぼれだけど、笑うよりも可愛いが来る。

小南正太郎、家から出るをはじめました。 (1) (ビッグガンガンコミックス) 小南正太郎、家から出るをはじめました。(2) (ビッグガンガンコミックス) 小南正太郎、家から出るをはじめました。(3)完 (ビッグガンガンコミックス)