「ドラレコを付けて置けば良かった」役立つ時と役立たない時、付けていたらの仮定

最近、タイトルを思ったことがあり、ドラレコドライブレコーダーの勧めを書きたい。注意喚起のような殊勝なものでなく、ただ吐き出したい思いが強い。

煽り運転の報道や裁判もあり、ここ数年でドラレコ所持数は増え、そのうちドラレコ装備が当たり前になりそうな。

ドラレコがもしあったなら

私の事故の過失割合は私の言い分通りなら、2:8(私が少ない方)。修正入ったら1:9にはなっていた。

過失割合で揉め、早く終われるならと間を取る的な解決方法で5:5まで譲歩、と思ったら相手が拒否し交渉決裂。相手同意前提の調停・ADR裁判外紛争解決手続)は無理と判断し裁判に。交渉・調停・ADRと様々な解決方法があるけど、どれが良いかは個人差(事故態様・相手・保険会社・保険契約内容・居住地など)があるとしか。

全部は書き切れないので、今回はドラレコについて。

何故、付けてなかったか
  • そんなに車を運転しない。走っても短い
  • 悪質な人に当たらないだろう。揉めないだろう
  • 10年以上無事故だから、事故の実感が湧かなかった

テレビで煽り運転の話を聞いてドラレコ欲しいとなっても、どれ買う? どう取り付ける? とモタモタしてる間に事故に遭った。買おうかなと思ってはいた。意味無いけど。

他、要らない人の言い分として、「視界の邪魔」「取付にお金が掛かる」「事故しないから」と言うものから、「テレビにノイズが走る」「事故の時に録れてなかった」と購入した経験からのも。以前のイメージなのかドラレコを付ける事に抵抗を持つ人から変に言われたとか。配偶者の不倫調査に使えるとも聞くし。社用車だと監視されているみたいで嫌、運転とは別な理由の人も。

ドラレコに証拠能力はあるのか

役立たないと言う人もいる。裁判で証拠となるのは、裁判官が証拠と認めた時。なのでドラレコあっても過信は良くない。あくまで証拠品のひとつ。逆に自分に不利なように取られかねない場合も。

ドラレコが役立たない時
  • 事故した時に録画が出来てなかった。普段から動作確認をしておくとある程度は予防できる。でも肝心の事故衝撃前後が録れなかった人も。ただドラレコあると言えば、相手が嘘吐いてたら効果あるかも(事故に遭ったのに「ドラレコに録れてない!」トラブルが多発の原因は?(マガジンサミット) - goo ニュース)。合わないSDカードで録れないということも(ドライブレコーダーの死角「SDカード」に要注意! 録れてないトラブル増加のワケ | 乗りものニュース
  • 裁判で証拠能力が認められない場合がある。画像がコマ飛びで動画改ざんを疑われ証拠として採用されなかった。実際は何もしておらず、そんな技術も無い(ドライブレコーダーの編集を疑われて証拠をして認めてもらえない。 - 弁護士ドットコム 2017/12)。この後、どうなったのか気になる。
  • ドラレコ付けてた側に不利となる証拠になった。
    • 歩行者の飛出しを証明するつもりが、視野範囲から外れドラレコの位置的に死角)、寧ろ運転者が悪いと判断された。
    • 幹線道路で寝転がる被害者に過失があると証明しようとしたら、動画から前方不注意(映ってから被害者まで距離があった)となり相手有利の決め手に(※弁護士の実例に被害者側として掲載。リンクはあとで)。
    • ニュースにもなった大阪府堺市のあおり運転の事故で、加害者のドラレコに「はい、おわり」が録音(本人は「自分の人生が終わった」の意味とは言っていたが色々と無理があった)。
    • 高速道路走行、バイクに時速100㎞ワゴン車が追突。初めは脇見運転と話していたがドラレコにより「ながらスマホ」と分かり過失運転致死の疑いで逮捕。夜間の為、フロントガラスにスマホで見ていた漫画が写り込んでいた。事故直後に加害者はLINE漫画の履歴削除し、嘘を吐いた事で被害者が悪いと勘違いされることも(スマホ漫画で追突死亡事故 真実を明らかにしたのはドラレコだった(柳原三佳) - 個人 - Yahoo!ニュース)。2018年9月と記憶に新しい。
    ドラレコ所持側が不利になった例であるが、相手からすれば役立った例とも。民事ならドラレコ提出は任意、有識者に見て貰ってからが良いとあった。他、不利なのはスマホ使用・脇見運転・無灯火・合図無し・速度超過・車間距離・信号・飲食とう、ドラレコ見せなきゃ知られずに済む(それもどうかと思うけど)。
  • 過失割合に必ずしも有利に働くとは限らない。言い分と異なる状況が写っていたり、決めてとなる修正要素がそれほど無いらしい。元示談担当者からすると5%未満。(ドライブレコーダーの映像で、過失割合が変わることは意外と少ない | 元示談担当者が教える交通事故の交渉術)。これは裁判でなく、交渉での話だと思う。相手が納得しないと終わらない。契約者が認めないなら保険会社も無理だし。弁護士特約で弁護士さんに交渉依頼したら結果は変わるかも。ツイッターやブログで、交渉で0:10を勝ち取ったな話は、多分この人の知識と交渉力と気力が高いと思われ、簡単には真似できない気がする。納得しないまま保険会社や相手の言い成りな人は結構いそう。
  • 必要な情報を録画する機能が無かった。画質が悪くてナンバーが読み取れない(相手不明の時に困る)、信号が分からない(関西・関東で信号の点滅の仕方が異なり非対応で録れないことも)、夜の録画が暗くて分からない(夜中に運転するならある方が良い)
  • 解析しないと証拠にならない場合がある。録画できていても、距離・速度と正確に割り出すには、専門門家に依頼が必要(費用が高いから物損では現実的でない)。裁判で推定距離を出したら「誤差は?」と聞かれたとか(ドラレコはレンズの角度がどうので、計算が難しい)。解析できても裁判官が分からないと難しい。

事故にあって意識無い時、相手にドラレコのSDカード壊されるんじゃと変な心配してしまったけど考え過ぎか。愛知県のフロントガラス割った男が容疑を認めるも不起訴になった事で、ドラレコ役に立たないと言う人を見掛けた。けどドラレコが無く、容疑も認めてなく車にぶつけられたと言われたら、立場が逆転することもあるんじゃと思った。

民法では相手の過失を証明しなければならないけど、人身事故の場合は「立証責任の転換」で被害者でなく、加害者が過失の無いことを証明しなければならない(人身事故で被害者はどこまで証明しなければならないの?弁護士のお役立ち情報@静岡)。

物損か人身かで変わってくることも。人身だと警察官がもっと確りとした記録を作るし(署名捺印は慎重に)、症状固定やら認定やら起訴がどうの、とかで色々あるみたい。

ドラレコが役立ちそうな時

揉める場合は、故意関係なく揉める。当て逃げ・当り屋の対策にも。

見聞きする揉めてる事故態様の差異(一方または互い錯誤の可能性もあるけど)。嘘や無茶苦茶な言い分もあり。過失割合の決め方を知った上での故意・悪意から、勘違いな純粋・正義感(本気で自分が正しいと思っている)なのとある。あと事故回数が多くて保険を使うと次に保険に入れなくなる切羽詰まった人。

  • 路外から出る車「停止して待っていたら、逆突された」「路外に出たら追突された」、「出てきてない。走行していたら追突された(下手すると路外から出た事自体を否認。逆に停車中にぶつけられたのに、路外から出てきたと主張された例も)
  • 転回中か転回後の追突かもう転回してた。追突された(前方か対向車線からかでも変わる)
  • 正面衝突、どちらが対向車線に出てきたかはみ出てない。相手がはみ出た
  • 前方右折車と後方直進者、追越しか進路変更合図出したから、後方車が悪い」「合図無かった。左に寄ったから追越しさせてくれると思った(これはどっちもある)
  • 交差点での対向車線、右折車と直進者「直進してた。相手が急に右折してきた(直進同士を変えてくる場合や、逆にするのも。死人に口なしな事故で見掛ける)、(右折車)矢印信号になったから右折した」「(直進車)信号は青だった
  • 交差点にてどちらの信号が青だったか(見てないけど)信号は青だった。相手が赤信号だった
  • 追突か逆突停止してたら、追突(逆突)された(追突されて逃げられたのに、相手が通報する際に逆突されたと言われた例も)
  • 位置関係(片側二車線で右左どちらを走行していたか)真っ直ぐ走ってたら、横からぶつかってきた。割り込まれた
  • 道路状況(邪魔な駐車車両があった。対向車があった)別の車で見えなかった
  • 路上駐車の発進か、追越しか「確認して発進したから相手が悪い」「止まっていなかった」「(前方車の)合図が無かった。停車していると思った
  • どの道路を走行していたか。例:直進(被害者)と右折(加害者)を、脇道からの突込み(被)と直進(加)に脇道から一時停止無視で突っ込んできた(被害者が意識失っている間に過失9割にされた)

有利だった筈が同じくらいになるか、判断出来ず間取るか事実認定の違いだと過失割合が逆になる事も

  • すれ違い「相手が止まらないのが悪い
  • 駐車場からの後退「確認して後退したら(見てないけど)突っ込んでこられた筈だ

事故態様は同じでも、速度超過・合図が出たかどうか(進路変更、右折車と直進車の事故)・ラクション鳴らしたかどうか(相手がバックしてきた時なんかに警告)、一時停止したかどうか。一割二割の差で揉めた時、ドラレコが決定的な証拠になることも。水掛け論にならずに済む(実際がどうあれ証拠がないなら、相手が認めないと難しいのが実情)かもしれない。

相手が勘違いの場合には円満解決。故意なら難しいけど(保険会社は契約者を諭す努力はするけど、無理なものは無理。物損事故は担当する数が多いし大変)、裁判なら役立つ。細かな点が争点なら、ドラレコあっても難しい。

他、証拠になるのは、警察が作る実況見分調書」「三者の目撃情報。見掛けたのであったのが第三者が嘘吐く、関係者が頼まれてや、勘違いだったり。信号どちらが青かが争点時には相当不利に。ブレーキ痕やスリップ痕とかは残ってなかったりする。

裁判は真実が明るみになる訳でなく、いかにして裁判官を説得するか。どちらの言い分が不自然でないか、尋問して丁寧に判断する裁判官もいるけど、下手したら禄に主張も読まずに「和解でどう?」な人もいるという。こんな時に、ドラレコのような客観的な証拠があると認めて貰いやすい。

簡易裁判所は和解が多いらしい。でも事故態様の差異だと、揉めているから和解できずに判決にいくことも(どちらか有利になる事も。僅差の勝負でそうなる事も)。でも途中で疲れて和解になることも。慣れた弁護士さんでも、裁判は水物と表現されていたり。だからか、依頼者の心境的には勝てると言う人に頼みたくなるけど、どうなるか分からないと答える人のが誠実なんだと思う。

ドラレコが証拠になるか、必要性についての話

弁護士事務所・交通事故情報サイト・車関係のニュースや、個人のドラレコの話。印象に残った部分を記載。

以前にデジタルは改ざんの恐れありで証拠にならないと言う話はあったけど、今は性能上がり、改ざんされたとしても、判別できるので問題は小さくなったとある。デジカメも言われてた(初期は画質も悪いし)。上が最近の記事。時期不明なのは下に。古い記事ほど、裁判での証拠としてドラレコが使われた前例が少ない為か、可能性はある のような曖昧な書き方が、だんだんと証拠として扱われると記載されている感じ。

警察に聞いてみた話の中では「ケースバイケース」と答えられたとか。(ドライブレコーダーの映像は証拠にならないの?警察に聞いてみました | とものニュース雑学.com)。安全運転を心掛ける意味合いのが強い感じ
時刻は正確に。音声録音可に。提出する際は全て出す覚悟で(前後が無いと不審がられることも)。

音声録音は恥ずかしいが無言も難しい。ナンバーが録れていないこともあるから、相手の車ナンバーを事故前後に叫んで録音させるのは上手い手な気がする。証拠能力よりもメモ的に。オフしておけば音声は録らないけど、煽り運転されトラブルになった時なんかは音ある方が良さそう。

捕れたかもしれない狸の皮算用

ドラレコがあったならを思い知る為、捕らぬ狸の皮算用でなく、捕れたかもなであえて計算してみる。過失割合の言い方は基本的には、自分側が先になる(自分:相手)。

  • 私の事故の揉めポイントは「事故態様の差異」。互いに過失割合は自分が有利と主張。傍からはどちらが正しいの?な状態。相手は故意と言うより勘違いな感じなので、相手からしたら私が嘘を吐いていると思っている。
  • ドラレコがある時、過失割合が1~3:9~7の範囲と予想。
  • 無い時でも互いに引けたら5:5。裁判では判決で私に有利な1~2:9~8の可能性も無くは無いけど多分無い(期待して駄目なら辛い)。範囲広めて4~7:6~3(立証できる自信無し、相手次第なとこも。客観的証拠と裁判官の心証による)。もし相手の言い分が認められたら、8~10:0~2と非常に辛い。疲れて和解なら4~6:6~4(これで良いと思っている。もう疲れた。でも故意だから引いたんだと思われても辛い)。
  • 過失割合は、貰える金額は自分に過失2割なら、相手から損害額の8割分が貰える。損害100万円なら80万円。相手損害が100万円なら相手に20万円。相殺しない前提で。自分の過失〇割で支払われる保険金額。損害額は10~100万円で計算(私の損害額はこの範囲内)。
単位:万円 車損害価格
  100 90 80 70 60 50 40 30 20 10
過失1割 90 81 72 63 54 45 36 27 18
過失2割 80 72 64 56 48 40 32 24 16
過失3割 70 63 56 49 42 35 28 21 14
過失4割 60 54 48 42 36 30 24 18 12
過失5割 50 45 40 35 30 25 20 15 10
過失6割 40 36 32 28 24 20 16 12
過失7割 30 27 24 21 18 15 12
過失8割 20 18 16 14 12 10
過失9割 10 7

ドラレコがあった時の差額を計算する。無い場合の過失を自分側不利で5~8割(流石に9割は無いと信じたい)とする。ドラレコあったら仮定 過失1割との差。

単位:万円 車損害価格
1割との差 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10
8割 70 63 56 49 42 35 28 21 14 7
7割 60 54 48 42 36 30 24 18 12
6割 50 45 40 35 30 25 20 15 10
5割 40 36 32 28 24 20 16 12

ドラレコあったらの仮定 過失2割との差。

単位:万円 車損害価格
2割との差 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10
8割 60 54 48 42 36 30 24 18 12
7割 50 45 40 35 30 25 20 15 10
6割 40 36 32 28 24 20 16 12
5割 30 27 24 21 18 15 12

無難に終わったとして、損害価格が10万円でも3・4万円の差。損害価格が40万を超えると、差が10万円以上。ドラレコ(安心の最低限で1万前後)と取付け費用代(5,000円~)を含めても高いとは感じないのではないかと。

実際に掛った費用とか
  • 修理代金(-相手から貰える保険金額 ※過失割合により変動)
  • 裁判する場合→裁判費用(請求金による。10万円で1,000円、20万円で2,000円…100万円で10,000円+郵便切手代~5,000円)
  • 事故により保険価格が上がる(3~5万円)これはドラレコがあっても割合によっては負担は変わらない

(間接的な負担)

  • ストレスによる精神的負担
  • 訴状作成に要した時間(調べるも含む。書き方ややこしい)
  • 裁判所に行く交通費と時間(質問したり、訴状出したり。遠方ならもっと大変)

修理代金は車両保険、裁判費用は弁護士特約があれば負担は少ない(交渉段階でも頼めるし)。車両保険は、保険代自体が高いので、金額や過失割合によっては使わない方が良い事も。

無難に間取るで終われたらまだまし。損害が10万円以下なら実質修理代金は5万円以下で修理しないなら、請求しないという手もある。どちらも請求せず自損自弁だと、結果保険会社が漁夫の利。相手が感情的になるタイプだと、訴えられて裁判になる可能性も。

損害額を丸々修理に当てる必要は無いので、修理工場と相談でどうとでも。修理しないなら、お金だけ貰える(税金は含まない)。修理しないなら貰えないと思う人もいる。保険会社が説明しなかったり、保険会社から直接修理工場に支払われるから分かり難い。先に修理代金を自分で払って、決まってから自分に払って貰うことも(事故してすぐ修理したら事故の損害が分からなくなるから駄目)。交渉が終わらず保険会社からの支払いがされなくて、修理工場から請求が来たという話も。修理工場からしたら当然でもある。頼まれて修理してから、過失割合決まらないから払えないと言われたとか。払いたくない気持ちも分かるけど、修理工場の人からしたら散々。

弁護士さんや詳しい人が呟いたドラレコの話

"逆に、明らかに立証困難な過失主張にこだわる相談者には「なんでドラレコ付けてなかったんですか?そこを怠ったんだから、ある程度のとこで納得しましょうよ」と言いたくなる。証拠のない主張に意味はない、とも

備えあれば憂いなし。事故に限らず、自分を守ることが出来るのは最終的に自分の準備です"

意識低い系弁護士 on Twitter:

ツイッターなので言葉は少ないけど、詳しい人や交通事故に携わっている弁護士(と名乗っている)の言葉なので説得力が違う。事故後に見たから尚更。事故前ならどうだったか。ネットで色々調べられるけど、知った方が良い事は不思議と目に付かない、目にしても入らなかったりする。

雑感

希望として思うのは、交差点は防犯カメラ設置して欲しい。犯罪者逃亡した時にも役立つし、アリバイ確認にもなるし。たまに「プライバシーが~」の人がいるけど、その道歩いていることが何の侵害になるのか分からない。

ドラレコを大半の人が搭載すれば、死人に口無し的な事故も無くなるし、自分の運転がどうだったかが分かるのは大きい。

信号・一時停止・合図で揉めるけど、人身だと免許停止・罰金と重くなる。池袋の事故は、防犯カメラで事故状況が客観的に分かり目撃者も多数だから、加害者の言い分に批判はあるけど、自分がしていないと思い込みたい気持ちが勝るのか。不利云々よりも過失を認めて欲しいとは思うけど、その状況にならないと分からないのかもしれない。

ドラレコ、安いので5,000円以下である。国産の最低限でセールで買えば6・7,000円。リアカメラ付きとか、性能が良いのにするなら+数万円。耐用年数があるけど、ドラレコを付けた事で10万円以上の差があるなら、それほど高いとは思わない。

マイク機能をオフにしている。車内の会話も録音されて恥ずかしくて。クラクションの音がどうのとかあると、オンにした方が良いのかなとも思う。

まだ、やっぱり面倒なら、車両保険を付けるか。車両保険=新車に付ける・自損しそうなら付けるの認識があった。エコノミータイプは自損・当て逃げは含まれないけど、相手が分かる場合は支払われるので、過失割合がどうので争っても気持ちに余裕ができる(保険会社は微妙かもしれんけど)。
エコノミーで免責入れたら少しは抑えられる(意外と知られていない❓車両保険の免責金額と過失割合 - 佳◯(よしまる)流 家計のそもさん/せっぱ)。免責5万とか10万円とあるけど、追突みたいな自分に非が完全にあるのでなければ、損害額50万円で2割を相手方から貰えるなら支払が不要になることも。それに損害額全文で修理する必要は無いし。5割分しか貰えなくてもその範囲で直してと言えば良いので、最低限で良いやとなれば揉めない。相手がゴネ得しようとしていると怒る人は揉めそうだけど。
あと知恵袋なんかの質問掲示板で事故相談の回答で定期的に出てくるのは、「ドラレコ付けてれば良かったのに」「車両保険入ってたら良かったのに」。この辺は、事故に遭って困っている人からしたら耳が痛いだろうけど正論。ただ車両保険は、年間当り+数万円するので、車の時価が2・30万円以下なら、事故に遭った時ようにしたつもりで貯めるのでも良いかもしれない。50万円以上は入った方が良い(shigemura on Twitter: "自動車の時価を調べて50万以上あれば")。私は事故後も、迷ったけど入らない選択をした。

修理代金を抑えたので、費用としては相手有利でも何十万とはいかないけど。精神的な負担が大きい。ただ一つ良かったのは、過失割合やら裁判の実情やら知れた。運転を前より気を付けるようになった。

ドラレコさえ付けていれば相手が故意関係無く、裁判になれば余程のこと(動画改ざん疑われる、相手有利の目撃者など)が無ければ私の言い分が通る可能性が高かった。と思う。
ただ私の場合は、ドラレコあっても裁判までいったかもしれない。「そのドラレコは嘘だ!」と言いそう。「自分を絶対的に信じる」聞こえは良いけど。相手からは、私が完全に悪人になってて、露骨な悪意を向けられるのは結構キツイしんどい。後で思うのは、裁判をするのを待っても良かったかなと思った(なんか焦った)。時効まで、まだあったのに。知った時から3年で時効。ひき逃げは加害者を知らないから、3年でない(「ひき逃げ」の時効をなくしてほしい。大切な人を失った遺族たちの訴え(柳原三佳) - 個人 - Yahoo!ニュース)。人身事故の辛さを思ったら、物損は身体が無事なだけ良いとも思えるけど。

安全運転だから大丈夫と思うかもしれないけど、禄に確認せずにぶつかってくる車から回避するのは難しい。非を認められない人もいるし、非自体に気付かない人もいる。そんな人でもドラレコでの映像を見たら納得するかもしれないし、納得しなくても裁判官が証拠として認めてくれやすいと思う。

とにかく言いたいことは「ドラレコ付けて置けば良かった」に戻る。あと事故に遭ったら、スマホで動画録る(遭遇した時でも撮ってあげる)、警察が来た時も相手の発言を録音する、状況確認するとか色々。

いつの間にか「弁護士ドットコム」のサイトが有料会員にならないと回答が読めなくなっている。前は登録せずに見れていた。無料会員だと質問とその回答は見ることができるよう。

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